生活・暮らし

引越しをしたときには申請が常識⁉、ドイツの転送サービス

Guten Tag~!!

こんにちは、ベルリン在住の向日葵猫です。
ドイツで生活し始めてもう5年が過ぎましたが、かれこれ数回引越しを経験しました。
ルームシェアの物件を借りていたため、又貸し人の判断で退去を命じられることがよくあり、個人的な都合だけでなく相手側の都合で引越しをするケースも多いと感じます。

ただ、引越しをすると、
住民登録を再度行ったり、
引越し先の管轄税務署に行って新しい税金番号を出してもらったり、
仕事の取引先・銀行・クレジットカード会社などに新しい住所を伝えたり
などなど
色々手続きがあってめんどくさいなぁって感じますね…。

そういう手続きのひとつとして、
転送サービスを郵便局で申し込むことがよくありますが
ドイツでは、転送サービスは有料なんです❢❢

日本だと郵便局に転居届出せば無料なのに、なんでぇ⁉
とツッコミたくなるところですが
ドイツではお金がかかるようです…((+_+))。

そのため、引越しても転送サービスを使わないようにしたいところでしたが、
退去命令を出した又貸し人から「転送サービスを(自腹で)申請してくれ」と言われる羽目になったことも…( ゚Д゚)。
渋々でしたが、その時は百歩譲って申請しました…。

そんな経験をしたこともありますが、
つい最近、諸事情で転送サービスを申請したので
今回はドイツの引っ越しなどで必要になりそうな転送サービスの申請方法をレクチャーします。

まずは、ドイツポストのリンクにアクセスします。
https://www.deutschepost.de/de.html

リンクにアクセスすると、上図のような画面が出てきます。
そしたら、Empfangenの横にある下向きの矢印にマウスを置きます。

マウスを置くと、下にずらっと項目が出てきますので、
一番左側の「Umzug」の下にある「Nachsendeservice」をクリックします。
「Nachsendeservice」 がいわゆる「転送サービス」のことです。

クリックしたら、上図のような画面が表示されますので
Jetzt online beauftragen」をクリックします。

すると、上図のNachsendeserviceのページが表示されますが、
少しスクロールダウンします。

スクロールダウンすると、申請フォームが見えてきます。
上から順に
① 個人の場合は「privat」、法人の場合は「geschätlich」を選びます。
② Grundの項目には、引越しの場合は「Umzug」を選びます。
③ Bisherige Adresseの項目には、前のドイツの住所を入力します。

④ Neue Adresseの項目には、新しい住所を入力します。

⑤ Auftrag für folgende Personの項目には、転送サービス申請者の名前、つまり自分の名前を入力します。追加したい人物がいる場合は、「Weitere Personen hinzufügen」で追加しましょう。

⑥ Terminの項目では、転送開始日を選びます。右側にカレンダーのマークがあるので、そこをクリックして希望の月日を選びます。
転送開始日は、申請日から約1週間後が最速ですが、急ぐ場合は「Noch schneller mit dem Eilauftrag」の右側にあるつまみをオンにします。
そうすると、10ユーロの追加料金で急いで転送サービスを始動してくれます。

⑦ Laufzeitの項目では、転送期間を選びます。半年(23.90€)と1年(30.90€)のプランがありますが、どちらか好きな方を選びましょう。

⑧ Umzugsmitteilung (Adressaktualisierung)の項目では、移転の通知を郵便物の送り主にするかどうかを決められます。銀行や保険会社などに伝えたい場合は、Mit Umzugsmitteilungに●をつけましょう。通知不要であれば、Ohne Umzugsmitteilungに●でOKです。

⑨ E-mail Information zum Ablauf des Nachsendeserviceの項目では、今行っている転送届の処理についてメールで通知するかどうかを決められます。これは通知があったほうが転送届の手続きが完了しているか確認しやすいので、つまみを右にしてオンにしましょう。

⑩ カタログなどの大きい郵便物があったり、目が不自由などの障害がある場合は、Nachsendung von DIALOGPOST SCHWERから始まる項目のつまみをオンにしましょう。これはドイツポストが無料で対応してくれます。

⑪ 小包などの宅配物も転送する必要がある場合は、Nachsendung von Päckchen Paketenの項目のつまみをオンにしましょう。これは1回につき6.99ユーロかかります。

⑫ ここまで入力出来たら、申込内容を確認してIn den Warenkorbをクリックして次に進みます。

⑬ 次のページに進んだら、注文内容・番号、値段などが書かれたページが出てきます。名前、転送開始日、転送理由、前住所、新住所などに間違いがなければ、その下にスクロールして進みます。

⑭ ドイツポストのクーポンを持っている場合は、Gutschein-Code:の欄にクーポンコードを入力して、 Gutschein einlösenをクリックします。

⑮ Allgemeine Geschäftsbedingungenは利用規約のことです。anzeigen lassenを押して利用規約を読み、Ich erkenne…から始まる文のチェックボックスにチェックを入れましょう。そして、Nächster Schrittのボタンをクリックして次に進みます。

⑯ Rechnungsanschriftの項目には、請求書の住所を入力します。私は前住所を入力しましたが、上図の赤字の説明に従って住所を入力しましょう。
ニュースレターやサービスの通知をメールで受け取りたい場合は、Ja, ich…から始まる文の左にあるチェックボックスにチェックを入れましょう。

⑰ Zahlungsdatenの項目では、支払い方法を選びます。ペイパル、クレジットカード、Google Payなどありますので、お好きな方法にチェックをいれ、 Nächster Schrittのボタンをクリックして次に進みます。

⑱ Kontrolle Ihrer Bestellungの項目では、入力した名前、請求先の住所、メールアドレス、電話番号を確認します。間違いがなければ、そのまま下にスクロールします。

⑲ スクロールダウンすると、注文内容、名前、転送開始日など前のページで見た内容が出てきます。内容を確認して間違いがなければ、Jetzt kaufenのボタンをクリックして次のページに進みましょう。

⑳ Zahlung mit Kreditkarteの項目では、クレジットカード情報を入力します。上図を参考にしながらクレジットカード情報を入力して、Jetzt bezahlenをクリックします。ペイパルなど他の支払い方法を選んだ場合は、画面に従ってペイパルなどの情報を入力して支払いボタンをクリックしましょう。

その後、「ご注文ありがとうございます」というページが出てきます。また、入力したメールアドレスにドイツポストから「転送サービスの注文を受理しました」というメールが届きます。これで手続きは完了です。

ドイツポストへの転送サービスの申請はこんな感じでできますが、
別の都市への引越しのときに利用することがよくあるみたいです。

また、今はコロナ禍の影響で「住民登録」や「住民登録の解除」などがオンラインでできるようになったみたいですが、ドイツ語のウェブサイトで自力で登録出来るか自信ない人もいるでしょう。その場合、住民登録の予約をして予約日時に住民局まで出向いて住民登録する人もいると思います。しかし、この住民登録の予約をするときに「住民登録できるのは1カ月以上先」なんていうことが当たり前なため、それまでの間は前の住所のままということもあるでしょう。

そんなときにも、このドイツポストの転送サービスを利用してみてください。

みなさまのドイツ生活の参考になればと思います。

以上、向日葵猫でした~(^^♪。

コメント

  1. 中山 より:

    参考になりました。ありがとうございます。

    1. rantenshin より:

      コメントありがとうございます^^。
      お役に立てて何よりです^^。

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